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樹木医師の昔の日本人はどんな野菜を食べているの?まとめ其の一

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我が家で作ている、きゅうり

【アスパラガス】

ヨーロッパでは紀元前から食用にされていました。日本では、江戸時代にオランダ船から鑑賞用として持ち込まれ、食用として栽培され始めたのは明治初期です。本格的な栽培は大正時代からで、輸出用のホワイトアスパラガスがメインでした。その後国内でも食べられるようになり、昭和40年代以降はグリーンアスパラガスがメインとなりました。

 

【小豆】

紀元前1世紀、中国最古の農業書、氾勝之書(はんしょうしょ)に栽培方法が書かれています。日本でも古くから親しまれ、縄文時代の遺跡から発掘されたています。古事記にもその記述があり、紀元1世紀頃の弥生時代の野呂遺跡などからも出土しています。古代から各地で栽培されていたと考えられます。

 

【イチゴ】

北半球では古くから各地で野イチゴの採取は行われていました。イチゴの栽培は古代ローマで行われるようになり、14世紀から16世紀にはいくつかのの品種が栽培されていました。日本でも石器時代には野イチゴは食べられていたとしていますが、現在、私たちが食べているイチゴは、オランダ人によって江戸時代に持ち込まれたものです。イチゴが一般市民に食べられるようになったのは1800年代であり、明治初期頃に本格的に栽培されるようになりました。現在のような産業として行われるのは第二次世界大戦後からです。

 

【インゲン】

 古代からインゲンマメ南北アメリカ大陸で食されており、アステカ帝国では乾燥させたインゲンを税として徴収されています。16世紀末に、ヨーロッパにコロンブスが航海した時に持ち込まれました。日本には、17世紀の江戸時代に中国僧の隠元(いんげん)禅師が日本に持ち込んだため、この名前が付いたとされています。日本全土に広まったのは明治以降です。

 

【枝豆】

枝豆は大豆と同じ植物で、収穫時期や加工方法が異なるだけです。枝豆(未成熟な大豆)として食べられるようになったのは、奈良あるいは平安時代とされています。江戸時代には夏になると路上に枝豆売りの姿があったといいます。当時は枝に付いたまま茹でて売られており、「枝付き豆」「枝成り豆」と呼ばれており、それが「枝豆」と呼ばれるようになったとされています。

 

【オクラ】

エジプトでは、紀元前元年頃には栽培されていました。アメリカには18世紀頃に伝わり、西アフリカから移住させられた奴隷によって栽培が始まり、現在でも多く栽培されています。日本へは幕末にアメリカから入ってきましたが、多くは花を鑑賞用とするためで、一般家庭で食されるのは1970年頃からです。オクラという名前は現地語からきていて、英語でも「okra」と書きます。

 

【かぶ】

かぶは世界中で栽培されていますが、アフガニスタン原産のアジア系と地中海沿岸地域のヨーロッパ系とされています。紀元前から栽培されていたとされています。日本は弥生時代頃かには大陸から伝わったとされ、日本書紀には「持統天皇」が693年に主食「五穀」を補う作物として栽培を推奨し、平安時代には「春の七草」の一つとされ、日本古来より重要な野菜として栽培されています。

 

【かぼちゃ】

8000年から10.000年前には栽培されていたとされています。古代アステカ、インカ、マヤの人々もかぼちゃの種を食べていたと思われます。原産地は中央アメリカで、450年ほど前にカンボジアを経て日本に伝わりました。これを「東洋かぼちゃ」といい、かぼちゃの名の由来は「カンボジアから伝わった瓜だから」とされています。その後、120~130ほど前に西洋かぼちゃがアメリカ(南米)より伝わりました。当時はあまり普及しませんでしたが、明治以降に多くの品種ができ現在の日本の主流種となっています。

 

【カリフラワー】

原産地は未だに特定されていません。カリフラワーはキャベツや白菜などと同じ野生のケールと言われています。カリフラワーはブロッコリーの突然変異と考えられています。形状が白雪を連想させるため、美しいとされブロッコリーより珍重されていました。15世紀にイタリア、フランスで栽培され始め、16世紀になるとヨーロッパ全体に広まり、品種改良も進んだとみられます。日本には明治初期に伝わり、花梛菜(はなはぼたん)、英名カウリフラワーとよび、試作されたものの食用としても鑑賞用としても普及しませんでした。第二次世界大戦後に、洋食文化の広がりと、品種改良品の輸入などで昭和30年頃から広く食べられるようになりました。

 

【キャベツ】

西ヨーロッパの沿岸が原産地といわれています。栽培の歴史は古く、紀元前600年頃にケルト人によって栽培されていたとされています。古代ギリシャ人の時代には薬用とされ、紀元前4世紀には保健食から野菜として栽培されています。当時は今のように丸く結球しておらず、葉キャベツでした。日本へは江戸時代に伝わり、末期から栽培されるようになり、明治時代に入ってから現在の結球したものが本格的に栽培され始めます。大正時代には広く食べられるようになり、昭和25年頃から消費が急増しました。

 

【きゅうり】

紀元前4000年前にメソポタミアで盛んに栽培されいており、その後、6世紀には中国、9世紀にフランスと伝わりました。日本には6世紀から10世紀頃中国から伝わりました。その当時は「胡瓜」とは言わず「黄瓜」といい、今のような青々しい物を食べず、完熟させて黄いものを食用としていました。日本では1500年ほど栽培の歴史がありますが、江戸時代までは完熟させてから食べていたため、苦みが強く、徳川光圀は「毒多くして能無し。植えるべからず。食べるべからず」といい、江戸時代末期までは人気がない野菜でした。幕末にきゅうりの品種改良が行われて、歯応えや味の良いきゅうりが出来て人気となりました。

 

【水菜(ミブナ、京菜)】

水菜は日本原産の野菜で、平安時代にはすでに京都で栽培されていました。1686年、江戸時代の書物「雍州府志」に水菜は、京都西南部の東寺、九条付近で栽培されていたと記載があり、古くから食されているのが分かります。水菜は、人糞尿などを使用せず、流水を畑に引き入れて栽培するために水菜とされています。

 

ごぼう

原産地は西アジアから地中海沿岸です。日本で自生はしてませんが、縄文時代の遺跡から確認されており、縄文時代平安時代に中国から薬草として伝わったとされています。日本人が食すようになったのは江戸時代から明治にかけてであり、根や葉を食用とします。昔から、ごぼうを日常の食材としているのは日本人のみですが、戦時中に統治していた韓国と台湾の一部は食べます。原産地である中国やヨーロッパでは薬であり、食材として認識されていません。

 

【小松菜】

奈良時代から平安時代に中国から伝わったと考えられています。江戸時代初期に現在の東京都江戸川区小松川で、ククタチナ(茎立ち)を品種改良して栽培され始めたと言われています。将軍吉宗の鷹狩りの際に献上され、その時に地名から小松菜と命名されたと伝えられています。中国から日本に入ってきた小松菜の原種は、日本各地に広がり、その土地に合わせて改良され、せれぞれの地域に合った野菜に品種改良されました。

 

【ごま】

アフリカ原産とされています。紀元前14世紀ころには、古代エジプトや古代インドで栽培されていたと言われています。古代エジプトでは、ごまは体に良いとされ、薬用などで利用されています。医薬書に象形文字で紹介されています。また、ミイラ作りの防腐剤としても活用されています。紀元前50年前後に中国に広まり、世界最古の医薬書「神農本草経」は黒ごまを絶賛し、不老不死の妙薬と記されています。日本では縄文時代の遺跡からごま種子の出土事例があります。奈良時代には畑で栽培され、ごまを圧搾しごま油を作り食用油としたり、燈油として用いています。平安時代の「延喜式」では、ごまの菓子や薬用利用について記されています。日本で使用されるごまは、99,9%を輸入に頼っています。国内では鹿児島、茨城県沖縄県などで生産されていますが、生産量は100トンにも満たない量です。

 

 【小麦】

世界三大穀物の一つです。小麦の栽培はメソポタミア地方で始まり、紀元前3000年頃にはヨーロッパやアフリカに伝わりました。聖書の中にも頻繁に「麦」や「小麦」が登場し、重要な作物であったことがわかります。栽培植物化の時期は大麦の方がやや早く、当初は大麦の方が重要な作物でしたが、製粉技術が進歩し小麦が大麦に代わり重要の作物となりました。中国への小麦の伝来は4000年前頃で、粉食用として広く栽培され始めたのは3000年前頃からです。大麦は7000年前から栽培されていました。弥生時代には、日本に中国から伝えられいたと考えられています。約2000年前の遺跡から小麦が出土しています。奈良、平安時代には五穀の一つとして重視されていました。日本では製粉技術の発達が遅れたため、小麦は贅沢品とされていました。庶民がうどんなどの粉食品を口にできるのは江戸時代以降です。明治時代に入り、欧米からパンなど様々な小麦料理が伝わってくると小麦の消費も増大しました。第二次世界大戦後は学校給食が始まり、食の欧米化などにより、小麦の消費はさらに拡大されました。

 

【こんにゃく】

古くからこんにゃくを食用としてきた主な地域は、日本、中国、ミャンマー、韓国です。こんにゃく芋ミャンマー、マレーシア、タイなどの東南アジアが原産地とされています。こんにゃく芋が日本に入っていきたのは、数千年前の縄文時代とされています。中国では紀元前7世紀の唐代には、こんにゃく芋を灰汁で煮て食べた記録があり、四川省湖北省等で栽培されていた記録があります。食用として日本に入ってきたのは奈良時代に中国から仏教の伝来とともに伝わったとされています。鎌倉時代ではこんにゃくは、初め医薬品として貴族や僧侶の間で珍重されていましたが、仏教が民衆の信仰として深く根をおろした鎌倉時代以降に、庶民は精進料理として口にします。江戸時代になって広く庶民の食卓にのるようになったとれています。

 

【さつまいも】

さつまいもの原産地は、メキシコを中心とした熱帯アメリカであるとされています。16世紀にはインド、マレーシア、インドネシア、フィリピンへと伝わり、1584年に中国に伝えられています。日本には1597年に宮古島に入ったのが最初と言われています琉球へは1605年に入って栽培され始め、1609年以降薩摩の領有支配に伴って薩摩へ伝わり、主に九州地方で栽培されるようになりました。そして江戸時代初期から中期の度重なる飢饉によって救荒作物として注目され、西南暖地を中心に全国に広く普及しました。

 

【さといも】

東南アジアが原産地です。水湿地にて繁殖していた品種が存在し、ある変化した品種が中国南部で栽培化され、作物化されました。日本への伝えられたのは古く、中国南方から縄文時代に伝わったとされています。さといもは、縄文時代には主食であったとの説もあり、稲作より歴史がある作物です。古くから山間部では農耕儀礼儀礼食として多く用いられ、現代でも縁起物として正月料理にさといもを用いる風習が日本全国に残っています。

 

【さやえんどう】

さやえんどうはエンドウの未熟の莢を食用とする呼び方で、未熟の莢を食用とするためにせい育成された品種群を指します。 原産地は中央アジアから中近東、地中海沿岸地域とされ紀元前より存在ツタンカーメンの墓から出土するなど、古代ローマギリシャでも盛んに栽培されていました。その後インドや中国に伝わり、8~10世紀頃に中国から穀物として、日本へ伝えられました。平安時代に編纂された辞書「和名抄(わみょうしょう)」に記載さている野豆はえんどうことです。野菜として栽培されるよになったのは江戸時代からです。

 

【レタス】

地中海沿岸、西アジア原産です。紀元前6世紀よりアケメネス朝ペルシアで栽培が始められ、古代ギリシャでは媚薬、催淫薬として広く食された。この頃のレタスは結球しない葉レタスです。16世紀頃には、結球するレタスができて、アメリカや中国でも栽培が行われるようになりました。結球しないレタスは平安時代に中国から日本に入ってきたと言われています。玉レタスが本格的に日本に入ってきたのは、明治時代以降です。

 

【しいたけ】

日本列島始め、朝鮮半島、中国、台湾、、東南アジア、ニュージーランドに至る環太平洋の温帯、暖帯、亜熱帯に分布します。中国では古くから食べられていて、14世紀の書物「王禎農書」には栽培方法が載っています。古来日本では、栽培は不可能で自生したものを再採取していました。また、古くから精進料理の出汁を取るためになくてはならないものでいた。江戸時代から、原木に傷をつけるなどの半栽培が行われるようになりました。失敗も多く、しいたけの栽培は成功した場合の収益は相当なものでしたが、失敗した場合は財産を失う程の損失となる一種の博打のようなかけでした。人工栽培は20世紀に確立されました。

style="color: #0000cc;">【ししとう

ししとうは、唐辛子の「甘味種」にあたります。唐辛子は中南米が原産で、15世紀にコロンブスによってスペインにもたらされました。日本では16世紀に伝来した、栽培が始まったようです。「辛味種」が江戸時代に、「甘味種」は明治時代に導入されました。一般に広まったのは戦後のことです。唐辛子も同じく中南米原産で、伝来のルートや歴史も、ししとうとほとんど同じです。

 

 

【しそ】

中国中南部などが原産で、広く栽培されています。しそは本来、赤しそを指します。青じそは変種です。日本には中国から伝わったろされ、縄文時代の遺跡からしその種実が出土しています。本格的な栽培が始められたのは平安時代とされています。中国の三国時代に子供が腹痛になったさいに、しそを与えると元気になったという。そこから「紫蘇」と書くようになったとされています。

 

【じゃがいも】

じゃがいもは南米アンデス中南部のペルー南部が発祥とされています。ヨーロッパ大陸に伝えられたのは、インカ帝国の時代、15世紀から16世紀頃とされています。日本には慶長年間(1600年前後)にインドネシアジャカルタを拠点にしていたオランダ人が長崎に持ち込んだと言われています。日本では、飢饉の時の救荒作物として広まりました。明治時代になって北海道開拓で広く栽培が始まり、外国品種や新品種の栽培も始まり、生産性も向上して全国的に栽培されるようになりました。

 

 【春菊】

原産地は地中海沿岸のギリシャ、トルコ辺りで、欧米では鑑賞用として栽培されていました。そこから東南アジアへ渡り、中国で野菜として栽培され品種改良されたのが食用としての春菊の始まりです。日本では古く、室町時代頃に中国から持ちこまれたとされています。江戸時代から主に西日本で盛んに栽培されますが、関東では昭和20年代以降です。食用としているのは、日本、中国、東南アジアなどの一部の地域だけです。

 

【生姜】

インドのマラバル沿岸、モルッカ諸島を中心とする東南アジアに多く産出されます。インドでは、紀元前300~500年ですでに保存食や薬品として食べられていた記録が残されています。生姜は古代の記録では、中国、ヨーロッパ、日本などで医薬品として使われ、食品の調味料として使われだしたのは中世以降だとされています。紀元前650の中国でも、「孔子」が食べた記録があります。日本では2~3世紀頃に中国から伝わったとされ、「古事記」に記録があります。日本で最古のスパイスとされています。

 

まとめ

野菜の歴史は古く、日本原産の野菜もありますが、その多くは世界各地から江戸時代から近年にかけて日本に伝えられたものが多いことに驚きます。また、古くから野菜は長い期間品種改良や突然変異をくり返して、今の私たちが食べている野菜になったのがよく分かります。私たちの数世代前の先祖は同じ野菜でも今とは全く違う品質を食べていたのでしょう。

樹木医師の自然毒

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 はじめに

食中毒は腸管出血性大腸菌(O157O111など)やノロウイルス等に汚染された食品を食べて起こる事はしられていますが、植物の中には、動物や昆虫に対する防衛手段で有毒な成分を含むものがあります。春か初夏にかけて大地の恵み、野草や山菜を間違って食べてしまって食中毒になる事例が数多く報告されています。

 

『自然毒のリスクプロファイル 厚生労働省』を参考にしました。

 

【植物性自然毒】

食中毒を引き起こす植物性自然毒はトリカブトやキノコなどによるものと、ふぐやアブラソコムツなどの魚介類の動物性自然毒に大別されます。人間がそのような自然毒を誤ってある程度以上の量を摂取してしますと、重症になったり、死に至るケースもあります。

 

アジサイ

・中毒症状:嘔吐、めまい、顔面紅潮

・発病時期:食後30~40分

・事例1

料理に添えられていたアジサイの葉を食べた10人のうち8人が、吐き気、めま いなどの症状を訴えた。

・事例2

居酒屋で、男性一名が、だし巻き卵の下にしかれていたアジサイの葉を食べ、嘔吐や顔面紅潮などの症状を訴えた。

・2008年~2013年

患者総数:14人 摂食者総数:54人

 

『アマチャ(甘茶)』

・中毒症状:嘔吐、悪心

・発病時期:食後10~1時間

・事例1

保育園の花祭りで、甘茶を飲んだ園児119人のうち28人が、嘔吐した。

・事例2

花祭りで飲んだ甘茶を飲んだ小学一年生99人のうち45人が気分が悪くなり、 吐き出した。

・2009年~2013年

患者総数:73人 摂食者総数:218

 

イヌサフラン

・中毒症状:嘔吐、下痢、皮膚の知覚減退、呼吸困難(重症の場合は死亡することもある。)

・事例1

女性が自宅の畑でイヌサフランを採取し、じゃがいもと似ているところから食用にできると思い、球根をスライスして、ゆでて食べたところ、嘔吐の症状がでた。近所の女性も一切れ食べて軽症となった。

・事例2

女性が姉の自宅の庭に生えていたイヌサフランの球根を、ミョウガと間違えてゆでて食べ、腹痛や嘔吐など食中毒の症状を訴えて病院に搬送された。一緒に食べた姉はすぐに吐き出したため、体調には異状なかった。

・事例3

男性が家庭菜園で採取したイヌサフランの球根をゆでて食べたところ、下痢、嘔吐及び多臓器不全等の症状を呈し、その後死亡した。

・事例4

女性が自宅の庭に生えてイヌサフランの地上部をもぎ取り、食し、下痢、嘔気、嘔吐の症状を呈し、その後死亡した。

・2011~2015年

患者総数:6人 摂食者総数:7人 死亡者数:3人

 

カロライナジャスミン

・中毒症状:脈拍増加、呼吸麻痺、中枢神経刺激作用、血圧降下、心機能障害

・事例1

 家庭で観賞用に栽培していたカロライナジャスミンジャスミンの仲間だと誤認し、花をお茶にして飲んだ2名が同一症状を呈した。

・2006~2013年

患者総数:2人 摂食者総数:2人 

 

グロリオサ

・中毒症状:口腔、咽頭灼熱感、発熱、嘔吐、下痢、背部疼痛などが発症し、臓器の機能不全などにより、死亡することもある。

・発病時期:摂食後、数時間以降に発症

・事例1

男性が自宅に植えていたグロリオサをヤマイモと間違えて採取し、食し、コルヒチン中毒により死亡した。

・2006~2013年

患者総数:2人 摂食者総数:2人 死亡者数:2人

 

クワズイモ

・中毒症状:悪心、嘔吐、下痢、麻痺、皮膚炎など

・発病時期:摂食後すぐに発症

・事例1

宿泊施設で、刺身のつま及び味噌汁の具として使用されたクワズイモの茎を食べた客4名中4名が中毒症状を訴えた。

・事例2

イベントで、販売されたイモ類に観葉植物のクワズイモの茎が混入し、買って食べた人に食中毒と見られる症状が出た。イベントで販売された芋類約60束の中に、誤って10~20束のクワズイモが紛れ込んでいた。

・2007~2013年

患者総数:46人 摂食者総数:49人 

 

『ジキタリス』

・中毒症状:胃腸障害、嘔吐、下痢、不整脈、頭痛、めまい、重症になると心臓機能が停止して死亡することがある。

・事例1

女性が、コンフリーと間違えてジキタリスの葉6枚をミキサーにかけて飲んだ後に悪心、嘔吐が出現したため近医を受診した。心臓の刺激伝導系の機能が低下した状態であったため、体外式ペースメーカー植込み術で対処、第12病日にようやく改善しペースメーカーをはずした。

・2009~2013年

患者総数:1人 摂食者総数:1人 

 

『ジャガイモ』

・中毒症状:、嘔吐、下痢、腹痛、目眩、動悸、耳鳴、意識障害、痙攣、呼吸困難、ひどい時は死亡することがある。

・事例1

 小学校の6年生が、学校で栽培して収穫したジャガイモを、家庭科の授業で自分たちで炒めて食べたところ、2クラス53人のうち、35人が吐き気や腹痛を訴え、このうち男児9人、女児8人が救急車で病院に搬送された。症状は全員比較的軽い。

・2009~2013年

患者総数:119人 摂食者総数:285人 

 

 シャクナゲ類』

・中毒症状:、嘔吐、下痢、けいれん

・事例1

一般家庭で知人から「血圧降下の交換がある」と譲り受けたハクサンシャクナゲの葉を乾燥させて、自宅で煎じた煎液を500ml摂取。

・事例2

マレーシアから持ち帰った蜂蜜による視覚異常、呼吸困難、歩行困難などの症状で病院に搬送される。

 ・2008~2013年

患者総数:1人 摂食者総数:1人 

 

スイセン類』

・中毒症状:悪心、嘔吐、下痢、流涎、発汗、頭痛、昏睡、低体温

・発病時期:30分以内の短い時間に発症

・事例1

30代と60代の女性2人がスイセンとニラと間違えて食べ食中毒になった。2人は道の駅直売所でニラとして販売されていたスイセンを購入し、酢味噌和えにして食べ、吐き気を訴えて病院の治療を受けた。スイセンは販売者が山でニラと間違えて採取し、販売していた。

・事例2

小学校で、調理実習で作った味噌汁を食べた児童5人が吐き気や嘔吐の症状を訴えた。校庭の菜園で栽培していたスイセンの球根をタマネギと間違えて入れた。全員軽症。

・事例3

老人福祉施設の利用者と職員計5人がスイセンを誤って食べた、嘔吐や下痢などの食中毒症状を訴えた。

・2008~2015年

患者総数:95人 摂食者総数:115人 

 

スノーフレーク

・中毒症状:吐き気、嘔吐、頭痛など

・発病時期:30分以内に発症

・事例1

家族3人が、自宅近くの空き地に生えていたスノーフレークを採って食べ、軽い嘔吐などの食中毒症状を発症した。3人は70代の夫婦と40代の息子で、茎がニラに似ていて食べたという。

・2014年

患者総数:3人 摂食者総数:3人 

 

 タマスダレ

・中毒症状:吐き気、嘔吐、痙攣など

・事例1

小学校で行われた総合学習授業の中で、ノビルと間違えて校庭で採取されたタマスダレを食べた児童18人の内、15人が吐き気を訴えた。

※2016年以降は、確認されていない

 

『チョウセンアサガオ類1』

・中毒症状:口渇、瞳孔散大、意識混濁、心拍促進、興奮、麻痺、頻脈など

・発病時期:30分程度で口渇が発現し、体のふらつき、嘔気、倦怠感、眠気

・事例1

親子3人がゴボウ畑に生えたチョウセンアサガオの根を食べ、しびれやめまいなどの症状を訴えた。畑で以前、チョウセンアサガオを鑑賞用として栽培していたことがあるという。

・2009~2013年

患者総数:18人 摂食者総数:18人 

 

 『チョウセンアサガオ類2』

・中毒症状:おう吐、瞳孔散大、呼吸の乱れ、けいれん、呼吸困難など

・事例1

石垣市で購入した野草茶(マスイー茶)を飲んだ2名が食中毒症状を訴えた。当該野草茶の植物性自然毒について検査いたところ、スコポラミンとアトロピンが検出された。製造販売したキダチチョウセンアサガオを使用した石垣島産野草茶(マスイー茶)による食中毒が発生した。

・事例2

自分でコダチチョウセンアサガオの花を調理して食べた後に、めまい、四肢弛暖等の神経症状を訴えた。

※2013年以降は、確認されていない

 

『テンナンショウ類』

・中毒症状:口唇、口内のしびれ、腫れなどのほか、腎臓にシュウ酸カルシウムが沈着して腎機能を障害する。

・発病時期:30分以内に発症

・事例1

若い男性が、川に流されてきたマムシグサ類の果実をトウモロコシと勘違いして食べたところ、口の中がしびれて、腫れた。

・2004~2009年

患者総数:6人 摂食者総数:6人 

※子どもの頃、間違って食べることが、実際は相当数あるものと思われる。

 

『ドクゼリ』

・中毒症状:嘔吐、下痢、腹痛、目眩、動悸、耳鳴、意識障害、痙攣、呼吸困難など

・発病時期:30分以内に発症

・事例1

4月下旬に企業の職員食堂で、昼食時にワサビと間違えて採取したドクゼリをすりおろしてご飯にふりかけ食べたところ、36人が痙攣などの食中毒症状を起こした。入院した12人のうち重体1名を含む4名が集中治療を受けた。

・2008~2013年

患者総数:6人 摂食者総数:11人 

 

『ドクニンジン』

・中毒症状:悪心、嘔吐、流涎、昏睡

・発病時期:30分~40分に発症

・事例1

山菜のシャク(山ニンジン)と間違えてドクニンジンの若芽を茹でてお浸しにして食し、中毒した。

・平成9年

患者総数:1 摂食者総数2人

 

トリカブト

・中毒症状:口唇、舌、手足のしびれ、嘔吐、腹痛、下痢、不整脈、血圧降下、けいれん、呼吸不全に至って死亡することもある。

・発病時期:10分~20分に発症することが多い。

・事例1

高齢者夫婦がニリンソウと間違えてお浸しにして食べ、全身あるいは下半身がしびれる中毒症状を起こした。

・事例2

モミジガサと間違えて採取されたトリカブトを親戚からもらい、お浸しで食し家族2名が中毒した。

・事例3

20~70代男女6人がニリンソウと間違えてトリカブトを食して中毒し、70歳代の男性が死亡した。

・2009~2013年

患者総数:15人 摂食者総数:20人 死亡者数:2人 

 

バイケイソウ類』

・中毒症状:吐き気、嘔吐、手足のしびれ、呼吸困難、脱力感、めまい、痙攣、血圧降下、など。重症の場合は意識不明となり、死亡する。

・発病時期:30分~1時間で発症

・事例1

飲食店営業者がオオバギボウシと思って採取した山菜を、天ぷらにして客に提供。さらにその山菜の天ぷらと酢味噌和えを営業者と従業員が試食。山菜の天ぷら等を食べた計5名が吐き気、嘔吐、血圧降下、手足のしびれ等の症状を起こし、医療機関に救急搬送され入院した。飲食店に残っていた山菜を鑑別した結果、バイケイソウであることが判明した。

・事例2

住民が知人と山菜採りお行った際、「ウルイ」と判断した植物を採取した。この植物を、飲食店に持ち込み、従業員に調理を依頼し、油で炒めて、採取者及び友人3名で軽食した。4名とも吐き気、嘔吐、めまい等の食中毒症状を訴えた。採取した植物の残品を鑑定を依頼いたところ、バイケイソウであることが判明した。

・2003~2013年

患者総数:91人 摂食者総数:104人 

 

ハシリドコロ

・中毒症状:嘔吐、けいれん、昏睡などの中毒症状を発症する。

・発病時期:1~2時間で発症

・事例1

60歳代の夫婦が、採取した本植物を昼食にお浸しにして食したところ、嘔吐、けいれんを発症した。2人とも病院に搬送されたが、夫は重症、妻は軽症であった。

・2008~2013年

患者総数:7人 摂食者総数:9人 

 

『ヒメザゼンソウ

・中毒症状:嘔吐、口のしびれ、悪心、下痢、麻疹、皮膚炎など

・発病時期:摂食後すぐに発症

・事例1

男性が山林で食用のウルイ(オオバギボウシ)と思われる野草を採取し、自宅で茹でて1家族4人中1人が食べたところ、口のしびれを訴え、医師の治療を受け入院した。

・2014年

患者総数:1人 摂食者総数:1人 

 

ベニバナインゲン

・中毒症状:吐き気、嘔吐、下痢、腹痛等の消化器症状

・発病時期:10~23時間に発症

・事例1

テレビ番組で「白インゲン豆」の摂取によるダイエット法の特集があり、その後、番組で紹介された「2~3分煎り、粉末状にして食べる」という調理法により調理、摂取した多数の人が、嘔吐、下痢、腹痛等の消化器症状を発症した。軽食量は大さじ2杯と回答した人が多数。「白インゲン豆」は白花豆、手亡豆、白金時豆大福豆の総称であり、番組内で使用されたのは大福豆であったが、健康被害を起こした事例で確認された白インゲン豆ほとんどは白花豆であった。

・2006年

発生件数:38自治体 患者総数:158人(入院者数30人) 

 

『ユウガオ』

・中毒症状:唇のしびれ、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛

・発病時期:数時間に発症

・事例1

イカ接木苗の台木のユウガオが伸びて実をつけたので食べたところ、摂食者3名が、中毒3名。口の痺れ、後吐気、嘔吐、腹痛、下痢を起こした。

・事例2

家族3人がユウガオを食べて食中毒になった。3人が食べたユウガオの残品などから、苦味成分のククルビタシンが検出された。朝食に店から購入したユウガオとベーコンのスープを食べたところ、約20~30分後に腹痛や下痢、嘔吐などの症状を訴え、全員が医療機関を受診した。

・2008~2013年

患者総数:27人 摂食者総数:42人 

 

ヨウシュヤマゴボウ

・中毒症状:嘔吐、下痢、腹痛、延髄に作用し、けいれんを起こして死亡する。皮膚に対しても刺激作用がある。

・発病時期:2時間で発症

・事例1

ヨウシュヤマゴボウの根を採取し、味噌漬け加工を行い、7名で喫食した。嘔吐の症状、診察を受ける。採取した患者はキク科「ヤマゴボウ(モリアザミ)」の詳細な知識は無く類似した名前であるヨウシュヤマゴボウが、市販されている「ヤマゴボウ」と誤認。

・2006~2008年

患者総数:13人 摂食者総数:13人

 

まとめ

食用と判断できない植物は、採らない、食べない、売らない、人にあげない、ようにして、山菜採りなどを行うときは、知識のある人と採るべきですね。

樹木医師の遺伝子組み換え農作物(食品)

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はじめに

野菜やお米など、分離育種法と交雑育種法で私たちの先祖は新しい品種をつくり、作物は品種改良されてきました。時代は変わり遺伝子組み換えの野菜が日本でも食べられるようになりました。今回は良い、悪いは別にして遺伝子組み換え作物の現状をまとめてみました。

遺伝子組み換え農作物の現状について 農林水産省

遺伝子組み換え食品の安全性について 厚生労働省

遺伝子組み換え食品表示義務 消費者庁

参考文献にしました。

 

【分離育種法】

長い間、作物を育てていると、突然変異で異なる作物ができることがごくまれにあります。その突然変異は作物の形や味などに現れたり、ときには寒さに強いものや、病気に強いものなどさまざまです。この突然変異は、良いほうにはたらく事もあれば、もちろん悪いほうにはたらく事もあります。育てている集団の中に出現した優良な形質をもつ個体を選び、それを親として次世代を栽培するというやりかたを、分離育種法といいます。とても気の遠くなる自然任せの方法ですが、先人たちはこれをくり返してきました。

【交雑育種法】

分離育種法は自然の力で長い時間と手間をかけて、新品種を生み出すやりかたです。交雑育種法は人工的に変異を出す方法です。育てている集団の中に出現した優良な形質をもつ2個体を選び、この2つの品種をかけあわせます。その子供たちの中から、優良な形質をもつ個体を選び、それを親として次世代を栽培します。これをくり返し行います。この方法も成功率は低く、1つの品種ができるまでには数多くのかけあわせの失敗があり、1つの品種ができるまでには何十年もかかることがあります。

 

【バイオテクノロジー

生物の組織や細胞、遺伝子を用いて、優良な形質を持つ生命体をつくること。遺伝子組み換え、細胞融合などの技術を利用して品種改良を行い、医療品、食糧などの生産などに応用する技術です。すでに開発され商品化されいるものが、除草剤に対する耐性、害虫に対する抵抗性、日もち向上させた作物などです。

 

『除草剤の影響を受けない農作物』

特定の除草剤の影響を受けなくするタンパク質をつくる遺伝子が組み込まれていて、特定の除草剤をまいても枯れません。

『害虫抵抗性農作物』

特定の害虫だけを殺すタンパク質を作る遺伝子を取り出して、これを農作物に取り入れたものです。特定の害虫はこの農作物を食べると死にます。

『日もちを向上した農作物』

遺伝子組み換え技術によって日持ちがよくなるように改良された農作物です。トマトなど

 

【遺伝子組み換えに作物(食品)】

2013年3月現在、日本で安全が確認され、販売、流通が認められているのは、食品8作物(169品種)、添加物7種類(15品種)です。

『作物』

・大豆:特定の除草剤で枯れない、特定の成分(オレイン酸)を多く含む

・じゃがいも:害虫に強い、ウィルス病に強い

・なたね:特定の除草剤で枯れない

・とうもろこし:害虫に強い、特定の除草剤で枯れない

・わた:害虫に強い、特定の除草剤で枯れない

・てんさい(砂糖大根):特定の除草剤で枯れない

アルファルファ:特定の除草剤で枯れない

・パパイヤ:ウィルス病に強い

・キモシン:天然添加物の代替

『添加物』

・αーアメラーゼ:生産性の向上

・リパーゼ:生産性の向上

・プルラナーゼ:生産性の向上

リボフラビン:生産性の向上

・グルコアミラーゼ:生産性の向上

・αーグルコシルトランスフェラーゼ:生産性の向上

※添加物は、遺伝子組み換え微生物により作られます。

 

【日本で使用されている作物の用途】

『とうもろこし』

飼料用、スターチ用(製紙、ダンボール、異変化液糖、水飴など)、グリッツ用(フレーク、菓子など)、その他

『大豆』

製油用(大豆油、食品原料、飼料)、食品用(豆腐、油揚、納豆、みそ、しょう油、その他)、その他

『なたね』

製油用(なたね油)

『わた』

製油(綿実油)

『パパイヤ』

食品用

 

これまでは害虫や農薬に強いものなどが中心でしたが、最近では、次のような作物が(食品)が研究、開発されています。「特定の成分の含有量を高めた作物」・「乾燥・塩害に強い作物」など環境浄化、工業、医薬利用など

 

【作物はどこで作られている】

2011年は、世界29カ国で1億6.000万ヘクタール作られています。日本の耕地面積の20倍以上となります。1位米国、2位ブラジル、3位アルゼンチン、4位インド、5位カナダ。現在のところ、日本では遺伝子組み換え作物は商業的には栽培されていません。

2011年、日本の輸入量(単位:千トン)

とうもろこし:14.892 だいず:2.727 なたね:2.408 わた:116 など

 

【遺伝子組み換え食品の表示義務】

遺伝子組み換え食品は、厳正な化学的評価により安全性について問題がないとされたもののみ、食品衛生の規定に基づき、食品としての流通が認められている。

『日本の表示制度』

遺伝子組み換え食品の表示方法

①遺伝子組み換え農産物を区別して使っている場合(※)⇒義務「大豆(遺伝子組み換え)」など

②遺伝子組み換え農産物と非遺伝子組み換え農作物を区別しない(不分別)で使っている場合⇒義務「大豆(遺伝子組み換え不分別)」など

③遺伝子組み換えでない農産物を区別して使っている場合(※)⇒任意「大豆(遺伝子組み換えでない)」「大豆(遺伝子組み換えでないものを分別)」など

④加工後に組み換えられたDNAとうが検出できない加工食品(大豆油、コーン油、しょうゆ、異性化液糖等)(※)⇒任意「大豆(遺伝子組み換えでない)」など

⑤組成、栄養価等が従来のものと著しく異なるものを原料とした加工食品(※)⇒義務「大豆(高オレイン酸遺伝子組み換え)」「とうもろこし(高リシン遺伝子組み換え)」など

※分別生産流通管理が適切に行われている場合には、5%以下の意図せざる混入を認める。

 

まとめ

遺伝子組み換え作物や食品は自然の摂理に反しているか、いないかは別として、知らず知らずのうちに口にしているのでしょう。

樹木医師のサボテン人気ランキング!!

    👑楽天市場のサボテンの人気ランキング1位~10位を紹介します👑

           👑栽培のポイントも紹介します👑

はじめに

サボテンや多肉植物は病虫害が少なく、観葉植物より育てやすいです。冬の管理と夏の水やりのコツさえつかめば、とても丈夫で育てやすいです。サボテンの花はとても奇麗ですよ。

 

👑第一位獲得!!

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・アカベ:リュウゼツラン科のリュウゼツラン属 多肉植物

・夏の置き場所:雨のかからない、風通しと日当たりのよい場所で管理します。

・冬の管理:0℃以下にならないように管理します。

・夏の水やり:土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

・冬の水やり:水やりはひかえめ、月に1回程度与えます。

育てやすさ★★★★

 

 👑第二位獲得!!


 

・大雲閣:トウダイグサ科トウダイグサ属 多肉植物

・夏の置き場所:雨のかからない、風通しと日当たりのよい場所で管理します。

・冬の管理:0℃以下にならないように管理します。

・夏の水やり:土の表面が乾いたら与えます。月に2回程度

・冬の水やり:水やりはひかえめ、月に1回程度与えます。

育てやすさ★★★★

 

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・コウモリラン:ウラボシ科ビカクシダ属 常緑多年草

・夏の置き場所:冬以外は屋外でも生育は可能です。春から秋は軒下で管理します。

・冬の管理:10℃以下にならないように管理します。

・夏の水やり:土やコケの表面が乾いたら与えます。

・冬の水やり:水やりはひかえめ、月に1回程度与えます。

育てやすさ★★★

 

   👑第四位獲得!!


 

・電磁波サボテン、セレウス:サボテン科セレウス属 

・夏の置き場所:真夏は直射日光をさけ、明るい場所で管理します。

・冬の管理:10℃以下にならないように管理します。

・夏の水やり:土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

・冬の水やり:水やりはひかえめ、月に1回程度与えます。

育てやすさ★★★★

 

  👑第五位獲得!!


 

・アズレス、金晃丸、黄金司など:サボテン 

・夏の置き場所:雨のかからない、風通しと日当たりのよい場所で管理します。

・冬の管理:日当たらいのよ室内の窓辺などで管理します。

・夏の水やり:月に2~3月を目安に与えます。

・冬の水やり:水やりはひかえめ、月に1回程度与えます。

育てやすさ★★★★

 

  👑第六位獲得!!


 

・アズレス、金晃丸、黄金司など:サボテン 

・夏の置き場所:雨のかからない、風通しと日当たりのよい場所で管理します。

・冬の管理:日当たりのよい室内の窓辺などで管理します。

・夏の水やり:月に2~3月を目安に与えます。

・冬の水やり:水やりはひかえめ、月に1回程度与えます。

育てやすさ★★★★

 

  👑第七位獲得!!


 

・電磁波サボテン、セレウス:サボテン科セレウス属 

・夏の置き場所:真夏は直射日光をさけ、明るい場所で管理します。

・冬の管理:10℃以下にならないように管理します。

・夏の水やり:土やの表面が乾いたらたっぷりと与えます。

・冬の水やり:水やりはひかえめ、月に1回程度与えます。

育てやすさ★★★★

 

  👑第八位獲得!!


 

多肉植物、サボテン、セダム

・夏の置き場所:真夏は直射日光をさけ、明るい場所で管理します。

・冬の管理:室内の温かい窓辺管理します。天気よい日は日光浴させます。

・夏の水やり:土やの表面が乾いたら与えます。

・冬の水やり:水やりはひかえめ、月に1回程度与えます。

育てやすさ★★★★

 

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・サボテン

・夏の置き場所:明るい室内の窓辺で管理します。定期的に日光浴させます。

・冬の管理:室内の温かい窓辺管理します。天気よい日は日光浴させます。

・夏の水やり:週に一回、新しい水に取り替えます。水で薄めた液体肥料も入れます。

・冬の水やり:最低水温5℃~30℃に維持します。

育てやすさ★★★★

 

👑第十位獲得!!


 

・グリーノビア属 多肉植物

・夏の置き場所:雨のかからない、風通しと日当たりのよい場所で管理します。

・冬の管理:室内の温かい窓辺管理します。天気よい日は日光浴させます。

・夏の水やり:土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

・冬の水やり:水やりはひかえめ、月に1回程度与えます。

育てやすさ★★★★

 

まとめ

サボテンの原産地は様々です。日の当たる土地で生育しているものが多いですが、葉焼けを防しするために、真夏の直射日光は避けましょう。サボテンは0℃くらいまでは絶えれますが、5℃以下になる場合は室内で管理しましょう。

 

 

樹木医師の挿し木、接ぎ木は親木のクローンです、其の二!!

はじめに

京都で有名な北山杉(台杉)は、実が生らないのでスギ花粉の心配もありません。実が生らないということは、花粉が飛ばないということです。

京都北山中川にある、中川八幡にある母樹(台杉)は、500年を超えても樹形が崩れず、真っ直ぐに伸びています。この木を「シロスギ」とよび、この木からさし木で増やしたシロスギの子孫たちが、台杉の風景を作っています。庭木にも利用されて全国で台杉を見ることができますが、もともとは、このシロスギのクローンということですね。

京都の円山公園にある「祇園枝垂れ桜」は全国でも有名ですが、昭和22年に枯死し、現在の枝垂桜は二代目です。また、さくら守の方が三代目となるクローンを育てていると聞きます。

桜の代名詞ソメイヨシノも花粉が受粉しても受精にいたることが困難で、ソメイヨシノ同士で受粉できないため、接ぎ木などによるクローン以外、増やす方法がありません。全国にあるソメイヨシノはすべて同じ遺伝子を持つクローンということです。

梅雨時期に咲いて、うっとうしい気分を和ませてくれるアジサイは、江戸時代以前に野生のガクアジサイを品種改良したものです。装飾花ばかりで、種子をつけないので、おもに挿し木でふやされてきました。

古い時代から、クローン技術はあったということになります。植物のクローンはどのようなメリットがあるのでしょう。

 

被子植物においてはおしべで作られた花粉がめしべの先端の柱頭につくこと、裸子植物においては雄花から花粉が雌花の胚珠につくことです。受粉が成立すると、種が作られます。

植物で種子のできないことを不稔性といい、雄側に責任があるときを雄性不稔といいます。花粉を作らない性質です。雄性不稔スギは花粉を全く生産しないことから、スギ花粉症軽減を担うことが期待できます。ただし雌しべが機能しているので、ほかの株から花粉を運んでくることで種はできます。

雄性不稔を利用して作られた野菜のたね、それがF1品種というものです。F1品種は異なる2以上の品種を組み合わせた雑種の第一代目のことで、ハイブリッドとも呼ばれます。現在、私たちが購入して食べる野菜は、このF1のタネで育てた野菜です。家庭菜園で作る野菜のタネも、ほとんどがF1のタネです。

F1の種で作ると、おなじ規格の野菜ができます。現在の農業ビジネスではおなじ規格のものを大量生産することが求められています。多くの農家がF1を利用しています。

F1は、一代限りなので、昔のように作物からタネをとって、そのタネをまくこということがなく、また、タネを購入すということになります。F1には賛否両論あります。

雌花に責任があるときは雌性不稔いいます。雄しべが花粉を生産できるので、他の株へ受粉させる事は出来ます。

雄、雌の両方が機能しないときを中性不稔といいます。株分け挿し木でしか増やせません。アジサイなどはこれに当たります。

 

江戸時代末期につくらたソメイヨシノは、遺伝子解析から、エドヒガンとオオシマザクラの雑種の交配から生まれたことが明らかになっています。

ソメイヨシノのめしべには、自分の花粉と自分以外の花粉を識別できる能力があります。自分以外の花粉とだけ交配し、自分同士で交配しないための仕組みがあります。この仕組みを「自家不和合成」と呼びます。簡単にいうと、ソメイヨシノは自分の花粉では受精しないということです。自分の遺伝子を他の植物へ拡散する狙いや、他の遺伝子を取り入れることで進化する狙いがあるようです。ソメイヨシノソメイヨシノとでは受精できないので、他種のサクラと交雑してしまいます。つまり、生まれる子供はソメイヨシノではないということです。そのことから、ソメイヨシノは挿し木か接ぎ木でしか増やせません。

伊豆大島には、樹齢800年以上の「大島の桜」があります。国の特別天然記念物に指定されています。ソメイヨシノの寿命は60~100年と言われています。寿命までは遺伝しなかったのですね。また同じ遺伝子を持ちますので、病害が広がれば全滅の恐れもあります。

 

遺伝的組み換えなしにクローンの子孫を作ることを無性生殖といいます。

アメーバやミカヅキモなどは単細胞動物は、1個体が分かれて新しい個体が作られます。これを分裂といいます。マラニア病原虫のように一度に数個分裂するのもあり、これを複数分裂といいます。

多細胞植物の中にも種子からだけでなく、からだの一部が独立して親と同じ形になるものがあります。たとえば、竹は地下茎とよばれる茎からタケノコを生やし、次々と分身をふやしていきます。たまイチゴの場合、果実が実った後に、中央から長い茎が伸び、その茎が地面につくと、そこから根や葉がでて、分身が育ちます。

このように受精をせずに子孫を増やしていくことを無性生殖といいます。

竹は120年に一度花を咲かせ枯れると言われています。竹藪の寿命は60~120年程ですが、1本の竹の寿命は10~20年程です。その間分裂(無性生殖)をくりかえし新しい竹を生み出しています。、寿命を迎えた竹藪は初めて交配(有性生殖)をして花を咲かせ、実を付けます。そして竹林は枯れしまいます。やがて落ちた実が新しい竹藪をつくります。

有性生殖は細胞の融合によって新しい個体を作るため、新しい遺伝子の組み合わせが生じます。これに対し無性生殖では、体細胞分裂を基本として新しい個体を生み出すため、発生した新個体は完全に親と同じ遺伝情報を持つもの、クローンということです。

 

まとめ

スパーマーケット売っている野菜はみな同じ大きさ、同じ太さですね。形が曲がっているものなどは、最近道の駅でも見かけなくなりました。それだけF1のタネが増えたということですね。この技術はアメリカで開発され、今や世界基準になっています。

手間がかりますが、日本では古くから接ぎ木、挿し木、品種改良という技術で野菜を育ててきましたが、これからは、時間も、コストもかからない、F1種が一般的になるのでしょう。

 

樹木医師の植物で錬金術?

はじめに

植物の防御システムには驚かされます。アルカノイドの毒をもつもの、アレロパシーを持つもの、棘を持つもの、昆虫を捕食するもの、動物や昆虫に食べられないように、また子孫を残すために、進化したと思われます。

地球が誕生して46億年。その8億年後頃に、初めて生命(藻類)が誕生したとされています。植物の数がおよそ27万7000種とされていますが、植物は植物間でも長い間、生き残りをかけた戦いをしてきたとおもわれます。そして色々な形に進化をとげてきたのでしょう。

植物細部の中に液胞という構造がありますが、その液胞に金属を溜め込む植物がいていることが発見されています。驚く事にその金属は金やレアメタルも含まれるといいます。金属を吸収する植物、磁石で引っ付くのでしょうか?

 

【液胞】

液胞は、生物の細胞中にありる構造のひとつです。液胞の機能には、細胞に有害な物質や脅威となる物質、不要物(老廃物)などを隔離、保管して、たまった不要物を細胞から排出します。

植物は土壌中に含まれる栄養分を根などから吸収するときに、栄養以外の不要物質もとりこみます。その物質を液胞に一時的に保管して、落葉や古葉という形で有害物質(毒)や不要物(老廃物)を排出します。

植木屋の知恵袋

これが植物の排泄物(ウンチ)と言われています。

 

【金属集積植物】

オシダ科のヘビノネコザは別名、金山草といわれ、金属鉱床を探す指標植物として古くから経験的に知られていました。ヘビノネコザは北海道から九州まで日本各地に分布しているシダ植物です。

ヘビノネコザは、休廃止鉱山や鉱山跡地に自生しています。自生地の土壌中には鉛やカドミウムなどの重金属が多く含まれています。生物にはとては有害な物質で、もちろん植物にとっても有害です。ヘビノネコザは鉛やカドミウムなど非常に毒性の高い重金属を、高い濃度で集積することがわかっています。重金属が多く含まれる土地では、植物の成長は大きく妨げられるか、もしくは生息することすらできません。ヘビノネコザは、他の植物が生えることすらでできない環境で、重金属に対して耐性を獲得し、植物間での生き残りに勝利したといえます。

このように重金属を体内に取り込む性質がある植物を、「ハイパー・アキュミレーター」といいます。このハイパーアキュミレーターを利用した資源回収(ファイトマイニング)や環境浄化(ファイトレメディエーション)の研究が世界各国で進められています。

 

金属集積植物は重金属の蓄積により外敵からの食害の防御。競争相手がいない環境で

子孫を残すために、このように進化したと考えられます。

植木屋の知恵袋

ハイパーアキュミレーターはこれまでに国内外の研究で約400種が発見されています。昔から、アジサイ葉には毒があるとされていますが、花、茎、葉にアルミニウムが含まれており、またアジサイの花の色が変わるのも、このため込んだアルミニウムが影響するといわれています。

昔、田んぼ育てた稲にカドミウムが含まれていて、知らず知らず、お米を食べて体内に蓄積された毒は、やがて体に大きな影響を及ぼしました。イタイイタイ病です。イネ科にも金属集積植物があるということです。

 

【重金属植物の利用】

・植物のコシアブラを利用して、低コストで環境にやさしいくマンガンレアメタル

 を採取する。

・植物を利用して、土壌、汚泥、底泥。地下水等の汚染物質を吸収、分解させる。

ヒョウタンゴケにある。、金や鉛を取り込む性質を使った重金属排水処理システム。

・ニッケルなどの金属資源を植物を利用して、採取する。

・植物を遺伝子組み換えによって集積力等を高め、効率的、効果的に土壌浄化をおこな

 う。などの研究が世界各国で実用にむけて研究されています。

 

まとめ

ファイトマイニングは金属採掘ビジネスに高い収益をもたらすと可能性があるといいます。ファイトレメディエーションは汚染された土壌の浄化に期待されています。

いずれにしても植物を利用して、お金もうけ、人間のしりぬぐいを植物に頼ることになりますね。人間は他の生物を利用するために進化したのでしょうね。

 

 

樹木医師の食虫植物の謎

はじめに

植物の防御システムは驚かされます。アルカノイドの毒をもつもの、アレロパシーを持つもの、棘を持つもの、動物や昆虫に食べられないようにするために、進化したと思われますが、小動物を食べる植物には驚かされます。植物にはさすがに脳みそはないですが、葉を手のように使うのですから驚きです。なぜ小動物を食べるように進化したのでしょうか。

 

【食虫植物の捕獲の仕方】

・とりもち型:葉の表面に生えている腺毛の粘液で昆虫を捕獲、消化液を分泌して吸収

       します。食虫植物の中でもっとも数が多い捕獲の仕方です。モウセンゴ

       ケ・ムシトリスミレなど

・わな型:二枚貝のような葉に感覚毛があり、この毛に触れると葉が閉じて、虫を挟み

     込みます。2回以上触れると閉じる仕組みになっています。誤作動を防ぐた

     めと思われます。ハエトリソウ・ムジナモなど

・落とし穴型:葉が袋状になっていて、内部に消化液が溜まっており、そこに1度入る

      と脱出するのが難しく、虫はゆっくりと時間をかけて消化され、吸収され

      ます。ウツボカズラ・サラセニアなど

・吸い込み型:捕虫用袋の入り口に生えている感覚毛に触れると弁が内側に開き、虫を

       吸い込み、弁を閉じて出られなくします。タヌキモなど

 

【食虫植物の概要】

虫を捕らえる植物は多くいますが、食虫植物は昆虫などを葉で誘引、捕獲、消化して吸収します。非食虫植物は昆虫などを誘引、捕獲、共生している「バクテリア」よって分解された養分を吸収します。食虫植物は消化機能がありますが、非食虫植物には消化機能がありません。

世界中に分布する食虫植物ですが、自生地の多くは貧栄養な土地で、栄養素が不足しがちな土地に生息しています。他の植物が生えていないような場所で生息しています。

このような貧栄養な土地では、植物は光合成をおこなうことがむずかしいですが、食虫植物は自ら光合成をおこなって栄養を得ています。

食虫植物が自生する土地では、土壌中のチッソ、リン、ミネラルなどの栄養素がすくなく、土に足りない栄養分を、昆虫などからタンパク質を得ることで、植物に必要な成分(チッソ)を得て、光合成量、クロロフィル合成量を増やしています。

食虫植物は、他の植物と戦うことなく生きていけるように進化したと考えられます。足りない栄養を昆虫から得るために、葉が極端に進化して、植物にとって大切な根は貧弱になり、栄養分を葉から吸収し、水を根から吸収するように進化したと思われます。

葉を動かして捕まえる運動エネルギーを考えると、マイナスに進化したうように思いますが、結果、競争相手がいない場所で、子孫を残し生育しているのだから、正解なのでしょう。

 

まとめ

気になるのは食虫植物のウンチです。消化液やバクテリアにより分解された物質は葉から吸収して栄養としますが、外骨格の物質は分解でできず、残骸は残ります。それがウンチなのでしょうか?

樹木医師のアジサイのつぎ木

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ユキノシタアジサイ属/落葉低木(高さ1~2m)

梅雨時期に咲く花として親しまれています。アジサイは、ガクアジサイから変化した園芸品種です。ガクアジサイは中央に種子を結ぶ両性花があり、周辺部に飾り花がつきます。花全体が飾り花となったのがアジサイです。これが欧米に渡って品種改良され、逆輸入されたのがハイドランジアです。いずれも多くの園芸品種があります。

 

アジサイのさし木】

2月下旬~3月の春ざしと6月~8月上旬の夏ざしがあります。春ざしには充実した前年枝を、夏ざしには節間の詰まった充実した新梢を用います。2~3節のところで切ってさし穂にします。夏ざしは上の葉4~5枚を残しておきます。1時間くらい水あげして、さし床にさします。さしたあとは半日陰に置き乾かさないように水やりをします。

春ざしした場合は、霜に当たらいように注意します。新芽が動き、発根してきたら薄い液肥をを施し、翌春に鉢上げします。

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【さし穂の選び方】

さし木では、切り取られた茎や枝など、まったく根のない部分から発根し、芽を伸ばしてひとつの個体に育ちます。いわばひとつのさいせいです。したがって、さし木を成功させるには再生能力、発根能力が大きいさし穂を選びます。日当たりの良い場所で、よく生育した枝を選びましょう。1本の枝でも、新梢では先端部を、休眠枝では先端と基部を除く中間部を用います。一般的には古い木より、若い木から採穂したほうがよく発根します。

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節間がつまり、充実したものを選びます。徒長して弱々しいものは用いません。

基部は発芽しにくい場合があるので用いません。

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さし穂には、充実した部分をつかうようにします。15~20㎝の長さに切り分けます。

基部を、よく切れるナイフなどで斜めに切り戻しします。

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さし穂には、剪定で切り落とした枝などを利用できます。

上の葉3~5枚を残して、下葉は取り除きます。

残した葉が多いときや大きいときは、半分ぐらいに切り落とします。

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調整したさし穂は、乾かさないようにすぐに水につけ、十分に水あげします。1時間くらいは水あげします。

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さし穂は深めにさしたほうが、枝(茎)からの水の蒸散が少ないです。葉がある場合は葉が触れ合う程度、ない場合は2~3㎝の間隔でさします。

【さし床用の混合用土】

用土は通気性、排水性、保水性がよく、雑菌のない清潔な土を選びます。一般的には保水性のよい赤玉土や、通気性と排水性のよい鹿沼土などが使われます。ほかに、通気性と排水性のよい川砂、保水性と通気性のよいバーミキュライトパーライトなどを混ぜた混合土を用います。容器は特に選びません。

【さし木の管理】

さし木後は十分に水やりをして、明るい日陰に置きます。水やりは、さし穂がしおれない程度に行います。

植物の種類にもよりますが10日~1カ月くらいで発根してきます。目安は芽が動きはじめたころです。発根してきたら徐々に日に当てるようにします。

翌春の2~3月に移植します。

【手入れの仕方】

植えつけ、移植は2月下旬から3月が適期です。植え場所は半日陰で、腐植質に富む肥沃な土が適しています。冬の寒風が防げるところが理想です。

剪定は、花が終わったらできるだけ早く行います。花芽は新梢の頂部2~3節目に、9~10月上旬につくられます。

「より確実にふやせる さし木 つぎ木 とり木/日本文芸社」を参考文献にしました。
リンク

 

日本庭園が100倍楽しくなります

はじめに

庭石組を中心に構成された庭を枯山水庭園と呼びます。

枯山水庭園は水のない庭のことで、水を用いずに石や砂などにより山水の風景を表現する庭園様式です。抽象的な表現の庭が室町時代禅宗寺院で特に用いられ発達しました。西芳寺大徳寺龍安寺が有名です。

水を使う庭園で、流水を使ったり、池を作って構成された庭を池泉庭園と呼びます。

池泉回遊式庭園は、禅宗寺院や大名により多く造営された形式で、日本庭園の集大成です。池を中心し、その周辺に園路を巡らせて、回遊して観賞する庭園です。小石川後楽園兼六園桂離宮が有名です。

 

 

日本庭園で見られる庭園は「浄土式庭園」「蓬莱式庭園」「縮景式庭園」を表現しています。

浄土式庭園は極楽浄土を表現した庭園で、大海を越えて浄土に至るという情景を表現した庭園です。

蓬莱式庭園は蓬莱仙思想に基づいた庭園です。不老不死の仙人が住む蓬莱山や、長寿の象徴である鶴や亀を模した島を表現した庭園です。

縮景式庭園は実在する景色を表現し再現した庭園が縮景式庭園です。

 

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私の住んでる近くの国道沿いですが、広い面積に枯山水を表現した庭園?

私が思うに、街路樹では管理にコストがかかるために、石で空間を演出したものだと思います。私が住む県ではあちらこちらで見かけます。

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土木業者が図面をもとに施工したのでしょう。

石庭として知られる枯山水の方丈庭園で有名な龍安寺をイメージしたのでしょうが、少しお粗末ですね。

龍安寺の方丈庭園は、幅25m、奥行10mほどの空間に白砂を敷き詰め、東から5個、2個、3個、2個、3個の合わせて15の大小を配置した庭です。

この庭は石の配置から「虎の子渡しの庭」や「七五三のに庭」の別称があります。

七五三の庭とは東から5,2,3,2,3の5群で構成される石組を、5と2で七石、3と2で五石、そして3で三石と、七、五、三の庭と呼ばれています。古来より奇数は陽数、おめでたい数とされています。

私が何が言いたいかというと、京都の有名な庭は七、五、三の庭が基本にあり、庭石をはじめ、樹木などの植物も基本、奇数で構成されています。

七、五、三の庭は、全国に広まり全国で見られます。

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造園工事の石組は、石は骨で、植物は肉と、よく人間の体でたとえられます。

骨組みの石がもっとも重要ということです。造園工事も昔から、石を配置して最後に植物(樹木)を植えます。

上の写真の石組も木などが配置されれば、それなりに庭らしくなるでしょう。

 

次に石の組み方紹介します。インターネットで調べてもでてきませんよ、京都で10年修業してやっと分かる石の組み方です。親方も教えてくれませんか。京都では習うのではなく、技術を盗めと教わりましたが、その一つを紹介します。

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この石組、なんのことやらサッパリ分からないと思います。

石は山をイメージして、砂利は広い海をイメージしています。中央ある石、2個は元々は一つの石で、長い年月をかけて、左の小さい石が割れて倒れたと表現できます。

石組から、作庭家の思いが石から読み取れます。この石組はひどいので別ですが。

山など、川の源流を散策していると、自然に岩が割れて風化している様子を見ますが、それれら自然の風景を昔から庭で表現しています。

 

下の写真は、私の家の軒下ですが、石を五個使っています。元々は、一つの大きな島が、長い年月をかけて、地盤の沈降や地殻変動、荒波などで、急斜面の谷や山などになった、リアス式海岸ような様子を表現しました。

このような石組は基本で、よく見られますが、元々一つの島が五つに別れたイメージなので使う石は同じ石を使い、見る人にこの石は、元々ここにひっついていて、何らかの理由で離れたとわかるように、石と石の離れた様子に気を付けなければいけません。

解りやすく説明すると、日本列島ももともとは大きな大陸から地殻変動で離れました。紀伊半島と四国がピッタリあうように、見る人が想像できる石組を、しなければいけません。

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下の写真は、長い年月をかけて一つの島に違う島が寄ってきた様子を表現しています。

山などを散策していますと、山道に大きな岩が転がっています。ふと、上を見上げれば大きな岩があり、転がっている岩とがピッタリ合う様子が見てわかります。しかし、道に転がった岩は違う岩とひついてしまっています。自然界ではよくある光景です。

全く違う島が大きな島に近づいてきた様子を表現しました。この様に、表現された庭も多くあります。

話は大きくそれますが未来は、ハワイが近くなっているらしいです。太平洋プレートは日本に向かって移動を続けており、日本海溝で北アメリカプレートの下に沈み込んでいます。沈め込む距離は、1年間で約8センチメート。つまりそれだけ日本にハワイが近づいているということです。

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下の写真も、もともとは一つの島が割れて、二つなり、長い年月をかけて、違う大陸が近づいてきた様子を表現しました。

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まとめ

何となくわかりました?。もしお寺や有名な庭を見る機会があれば参考にしてください。何百年前の有名な作庭家の思いや狙いが少しわかりますよ。

 

 

 

樹木医師の盆栽に魅せられて、其ノ三

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本では、7月上旬は芽切りすると、書いてありますが、芽切りを遅くにおこなった場合、2番芽がすごく小さい場合があります。逆に早く芽切りをおこなった場合、2番芽が大きくなりすぎて、観賞価値がなくなることがあります。

この黒松の盆栽は、今年の3月に畑から持って帰って鉢に植えました。今回おこなう芽切りが来年以降の目安となります。

7月には、芽切りをしたところに、一ヶ所から三つも四つも2番芽が出ます。その数芽出た芽を、でかたのよい芽を2芽だけ残し他の芽はピンセットで欠きとります。

この松は圏外仕立てにしたいと思います。もう少し石より垂れ下がった感じになるように、真ん中の芽は芽切りをおこなわず、残します。一本だけ伸ばすと、それに続く幹はぐんぐん肥大します。

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芽切りのポイントは、一ヶ所から二つ、三つでている、強い芽、弱い芽も全て根元で切ります。小さい芽が残ているとその芽が伸び長い葉になります。芽切りを行う芽は全て切りとります。

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下の黒松の盆栽も、今年の3月に畑から持っ帰って鉢に植えました。今回おこなう芽切りが来年以降の目安となります。

芽切りは1年伸ばすと長い葉になる。しかし、毎年芽切りすると木に相当負担がかかるので、2年1度が適当である。それも弱った状態の木は必ずさける。と書いてあります。

ということなので、この松はふところに、ごく弱い芽がたくさんあるので、ごく弱い芽は切らずに、元気な芽だけを芽切りします。

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サッパリしました。

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 下の写真は、3月下旬頃に畑の松のローソク芽を持って帰り。さし床さした芽です。

どうも失敗しているようです。

本よると、3月下旬ローソク芽を4~5㎝ほど折り、3~4㎝でカミソリですっぱと切りバーミキュライトのさし床に挿す。翌年に鉢に植える。とあります。

私が挿したさし床は鹿沼土パーライトバーミキュライトピートモスでつくったものです。それが原因か分かりませんが、今回芽切りした芽を、もう一度挿したいと思います。

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さし床の一角をバーミキュライトのさし床に変えました。

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さし木の適期は、さし穂の栄養状態や気温、湿度などの条件がよいときです。落葉広葉樹は2~3月の春ざし、6~9月の梅雨ざし。常緑広葉樹は3月中旬~4月上旬の春ざし、6~7月の梅雨ざし。常緑針葉樹は4~5上旬の春ざし、7~9月の梅雨ざしです。

さし木ではなく、今回はさし芽ですが、チャレンジします。

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ちなみに、写真のさし木はツバキとネコヤナギです。きれいな花が咲くツバキがあったので枝をもらって正月に挿しました。ネコヤナギも正月に挿しました。成功しています。

つきやすい木はどんな土でも、つくらしいですが、つきやすい木は時期もあまり関係ないようです。

私がさし木にこだわるのは、さし木は親木のクローンだからです。松は特に、その木の持つ性質に違いがあります。葉が長い性質、芽がよく伸びる性質、葉が柔らかい性質、それら性質は、仕立てるうえでとても重要です。山や海で採取してきても、その松がどのような性質なのか、一年たたなければわかりませんが、性質の良い松のクローンなら間違いないです。

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最後にこんなところから、ナンテン芽がでています。

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ナンテン芽が2芽確認できます。正月飾りにナンテンの枝を蹲に活けていたました。実が落ちて芽が出たのですね。 実からできたものを実生といいますが、実生は親木の子供で親の性質を完全には受け継ぎません。ナンテンなどは性質を松ほど神経質になりませんので、種から育てても大丈夫です。 

樹木医師のピーマンに毒がある!!植物のアルカノイド

 

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はじめに

昔、ピーマンはアルカノイドという毒を含んでいて、野生の動物は食べないと聞きましたが、人間には毒に耐性があり食べらるようです。

ピーマンに含まれる「クェルシトリン」がピーマンの苦味成分であることが解明されています。クェルシトリンは、フラボノイドの一種ですが、フラボノイドは天然に存在する有機化合物群で、クマル酸COAとマロニルCOAが重合してできるカルコンから発生する植物二次代謝物、この物質が、ポリフェノールです。二次代謝産物は植物の感染防御やその他種間の防除に重要な役割を果たしている場合が多いです。

 

葉の硬化やトゲ、剛毛などによる物理的防御。アルカノイドやフェノール類などの毒物の生産による科学的防御。植物が一定の代価(栄養物質や密の分泌)を払ってアリを雇い、植食者を追い払わせる、生物的防御などの植物は植食性昆虫に対する単一もしくは複合的な防衛手段を備えています。

植物は、動物や昆虫から食害をうけないために、進化の過程でさまざまな物質を獲得してきました。

 

ピロリジジンアルカノイド

ピロリジジンを基本骨格とするアルカノイドです。「ムラサキ科」「キク科」「ラン科」「マメ科」などの一部の植物に含まれています。600種以上の種類があります。その一部にはとても強い毒性があり、肝障害の原因となることが知られています。人では確認されておりませんが、動物実験では発がん性があるものもあることが報告されています。

農林水産省による実態調査の結果から、以下の食品に含まれる場合があることが報告されています。

・キク科やムラサキ科等の植物の一部(例:フキ、ツワブキ、バターバー、コンフリーなど)

ハーブティー等の茶類やサラダミックスなど

・はちみつ、花粉荷(ビーポーレン)などのミツバチ生産物

また、飼料がピロリジジンアルカノイド類に汚染されていた場合、乳や卵からも極めて低い濃度で検出される場合が報告されています。

 

ピロリジジンアルカノイド類を含む植物が雑草として農地や園地に侵入し、食用の植物と間違って収穫されたり、食用の植物に混じって収穫されたりするために、食品に含まれることがあります。つばき科つばき属のチャノキに、ピロリジジンアルカノイド類が含まれるという報告はありません。

キク科のアザミ属やムラサキ科のエキウム属など、ミツバチが蜜源として好む植物にもピロリジジンアルカノイド類を含むものがあることが知られています。ミツバチが、そのような植物から花蜜や花粉を集めてしまうことがあるからです。

 

2015年に、ピロリジジンアルカノイド類について、ラットが最も感受性の高い動物種で、肝臓が最も感受性の高い臓器であると報告しています。また、人も、同様にピロリジジンアルカノイド類に感受性が高いとしています。

健康に影響をあるかどうかは、食品に含まれるピロリジジンアルカノイド類とその毒性の種類や強さ、その含有濃度、食品の摂取量や頻度によります。なお、日本国内で食品中のピロリジジンアルカノイド類による健康被害は、これまで報告されていません。

 

「食品中のピロリジジンアルカノイド類に関するQ&A:農林水産省農林水産省のホームページを引用文献としました。

 

 

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アルカノイド

窒素原子を含み、ほとんどの場合塩基性を示す天然由来の有機化合物の総称です。アルカノイドは、微生物、真菌、植物、両生類などの動物を含む非常にさまざまな生物によって生産されます。多くのアルカノイドは他の生物に対して有毒で、薬理作用を示し、医薬や娯楽のための麻薬としてや、幻覚儀式において使用されます。

 

生薬をはじめ、アルカノイド含有植物の医学的使用には長い歴史があり、ゆえに、19世紀に最初のアルカノイドが単離された時、ただちに臨床診療における応用が見出され、多くのアルカノイドはいまだに医薬品として、利用されています。

 

・アジュマリン:抵不整脈

・アトロピン、スコポラミン、ヒオスシアミン:抗コリン

・ビンブラスチン、ビンクリスチン:抗腫瘍

・ビンカミン:血管拡張、高血圧症治療

コデイン:鎮咳去痰薬

・コカイン:麻酔薬

・コルヒチン:痛風の治療薬

モルヒネ:鎮痛

・レセルピン:高血圧治療

・ツボクラリン:筋弛暖

・フィゾスチグミン:アセチルコリンエステラーゼ阻害剤

キニジン:坑不整脈

キニーネ:解熱、抗マラリア

・エチメン:抗原虫薬

・麦角アルカノイド:アドレナリン作動薬、血管拡張、高血圧治療

 

アルカノイドの例』

・アコニチン:トリカブトに含まれる猛毒成分

・アトロピン:ベラドンナなどのナス科植物に含まれる猛毒成分。パーキンソン病、サ

       リン、VXガス中毒の治療に使われる

・アリストロキア酸:ウマノスズクサ類に含まれる

・アレコリン:ビンロウに含まれる。興奮、刺激、食欲の抑制作用あり

エフェドリン:麻黄に含まれる。鎮咳効果あり

・カフェイン:コーヒー豆、緑茶、紅茶、カカオに含まれる。中枢神経興奮作用あり

キニーネ:キナの皮に含まれる。マラニアの特効薬として使われる

・クラーレ:アマゾンで矢毒としつかわれていた

・コカイン:コカから抽出。中枢神経興奮作用あり

・コルヒチン:痛風の特効薬

・シロシビン:シビレタケ属、ヒカゲタケ属に含まれる。成分

・スコポラミン:ナス科ハシリドコロなどに含まれる成分。交感神経制御。主に乗り物

 酔い止め薬として使われる

・スワインソニンアメリカホドイモの莢に含まれる成分

・ストリキニーネ:マチンに含まれる成分

ソラニン:ジャガイモの芽や皮に含まれる

・タキシン:イチイの果肉を除く部分に含まれる

・テオフィリン:利尿薬、気管支喘息治療薬

・テオブロミン:カカオに含まれる成分

テトロドトキシン:フグなどが持つ猛毒成分

・トマチン:トマトの花、葉、茎、末塾果実に含まれる。トマトの害虫忌避成分。人体

 へは腹痛下痢等の症状

ドーパミン:覚醒アミン

・ニコチン:タバコ草に含まれる

・ビカンアルカロイドニチニチソウに含まれる。10種以上のアルカノイドの総称。ビ

 ンクリスチン、ビンブラスチンなどには細胞分裂阻害作用があり抗がん剤として用い

 られる

・ベルベリン:キンポウゲ科オウレン、ミカン科キハダの成分。止瀉薬として使われる

モルヒネ:アヘンやり抽出されるオピオイド。中枢神経制御、鎮痛効果あり

・リコリン:ヒガンバナ科の植物に含まれる毒、ヒガンバナ自身はガランタミンも含有

・サマンダリン:主にイモリ科のファイアサラマンダーの皮脂腺に含まれる

アルカロイド出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』を引用しました。

 

まとめ

人間は植物の二次代謝物を古来より活用してきました。狩りには植物から抽出した毒を塗った毒矢を利用し、病気の際は細菌を殺す薬効のある植物を煎じて飲んだりしてきました。

秦の始皇帝が不老不死の薬を東洋に求めたという話がありますが、一説では紀州にある天台烏薬という木だという伝説があります。

昔から植物には神が宿るなど、不思議な力があるとされてきました。まだまだ解明されてないことが多くあります。もしかしたら、植物に不老不死の物質があるかもしれませんね。

 
papibo.hatenablog.com

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樹木医師のツバメの身体能力に感動!!

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爺さんの家の軒下。ツバメが今年もきました。近づくと逃げてしまいます。わたしの携帯ではうまく撮れません。

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暗くなってチャレンジしましたが、近づくと逃げてしまいます。親ツバメが警戒しています。かわいそうなことをしました。

 

はじめに

私が住む田舎では、古くから軒下などにツバメが巣をつくることを縁起がよいとされています。それは、ツバメがハエ、ガ、ハチ、アブ、羽アリなどをエサとして食べてくれる益虫として、古くから巣をつくるのを歓迎し、ツバメを大切に扱っていたのだとおまいます。正直、糞は困りますが、 子供のツバメが電線に止まれるようになり、親鳥からエサをもらう様子を毎年見ては癒され、巣立っていく姿を毎年楽しみにしています。

子供のころ、爺さんがツバメが低く飛ぶと雨が降って来るとよく言っていましたが、この時期になると、爺さんを思い出します。

 

日本は、昆虫などのエサが豊富でツバメの繁殖の条件がよく、春先に日本に渡ってきます。お驚くのは、去年の巣を憶えて、その近くにほとんどのツバメが戻ってくるそうです。去年の巣に戻ってくる傾向が確認されていて、巣が残っていたら、また利用するみたいです。驚きます。

日本では繁殖したツバメは秋になると昆虫が少なくなり、エサを求めて、台湾を経由してフィリピン、マレーシアで越冬することが知られています。ツバメは南国からやって来る渡り鳥です。とは言っても、日本から台湾、フィリピンまで距離は2000~3000㎞もあります。

春先に民家の軒先などに巣をつくり子供を生み育て、夏の終わり頃に、暖かい場所に旅っていきます。昼間、太陽を目しるしに一日300㎞以上移動すると言われています。東京、名古屋間が260㎞ですから、驚きます。

ツバメのエサはハエ、ガ、ハチ、アブ、羽アリなど、空を飛ぶ虫をすばやく捕まえてエサとします。

雨が降りそうな天気になると水蒸気がを多く含みむ雲や空気が多くなり、湿度が高くなります。するとエサとなる虫たちは羽や体が湿って重くなり、あまり高く飛べなくなります。必然的にツバメもそれを狙って低く飛ぶことになります。

驚くのが、ツバメのスピードです、平均時速40~50㎞の速度らしいです。さらに、本気をだすと最大速度は時速200㎞だそうです。

 

まとめ

ツバメが低く飛ぶと雨になることは、爺さんは昔からの経験で知っていたのでしょうね。爺さんにが驚き、ツバメの身体能力に驚き。今年、巣立つツバメも南国に飛んで帰っていくと思うと、頭が上がらないです。また、こんなに忠実に生まれた故郷に帰ってくるツバメは家族ですね。

樹木医師の酸性雨がもたらす、アジサイや野菜への影響!!

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はじめに

アジサイの色が去年といろが変わることがありますが、やはり酸性雨が影響しているのでしょうか?

 

酸性雨

もともと、雨や雪などは、空気中の二酸化炭素や、硫化水素などの酸性物質を含む火山ガスなどを取り込んで、弱い酸性をもっていますが、人間活動による、工場や火力発電所、自動車などから出る酸性物質を、より多くの酸性を含んで、雨、雪などが地表に降ってくることを酸性雨といいます。

酸性雨は河川や湖、池を酸性化して魚を死なせるなど、生態系へ多くの影響をおよぼします。長年にわたり降り続けると森林の木は衰弱し、、木を枯らすこともありあす。

 

アジサイ

アジサイを庭に植えるには、乾燥地をさけ、水気のある場所に植えこみます。アジサイのほかにガクアジサイ、ベニガク、アマチャ、ミナズキ(ノリアジサイ)、シロアジサイ、西洋アジサイ(ハイドランジア)があります。 

 西洋アジサイ(ハイドランジア)は、鉢物でよく売られていますが、苗木をアジサイと同じ環境の所へ植えると、赤、桃、紫、白など各種の花が咲き、梅雨の憂うつな気持ちをなごませてくれます。それにアジサイのように土質によって花の色が変化することもなく、楽しみも倍加します。

アジサイの花の色は、土の酸度によって変わります。土が酸性に傾くと青色、アルカリ性に傾くと赤色やピンク色が強くなります。日本は雨が多いために、アルカリ性の成分が雨で流されて、土壌が酸性に傾きやすいのです。

赤やピンク色の花は、アルカリ性消石灰苦土石灰などを土に混ぜ、中性もしくは弱アルカリ性にした後、カリ分の多い肥料を与えます。

青い花の咲く品種には、硫安や過リン酸石灰などを与えて土壌を酸性にしたり、リン酸分の多い肥料を与えます。

予防は開花期間前に、土の酸度を調整します。毎年12月ごろに、肥料ほどこします。適切な土壌には整えておきます。

 土の酸度は、リトマス紙や市販されている酸度測定機を使って測定できますが、近くに生えている雑草である程度はわかります。オオバコ、カタバミ、スギナ、カヤツリグサ、ハハコグサキイチゴ、シロアカザは酸性の土壌を好みます。

 ※赤系の色(アルカリ性)は石灰資材などで酸性を中和します。

※ブルー系の色(酸性)は酸性のピ-トモスで酸性土壌にします。

 「庭木のお医者さん/野間豊 監修」の本を引用文献としました。

 

【野菜】

日本は雨が多いのでほとんどの土は酸性土壌です。野菜も酸性土壌では良く育ちません。

『酸性土壌に特に弱い野菜』

ホウレンソウ、キャベツ、タマネギ、エンドウ、レタス

『酸性土壌に弱い野菜』

キュウリ、ナス、カボチャ、ピーマン、ネギ、ニンジン

『酸性土壌にやや弱い野菜』

ジャガイモ、スイカ、トマト、ダイコン、サトイモ

『酸性土壌にやや弱い野菜』

サツマイモ、トウモロコシ

 ※苦土石灰などの石灰資材などで酸性を中和します。1平方メールあたり一握り(100g)ほどすき込みます。

 

まとめ

これからうっとうしい梅雨時期に入ります。ふと酸性雨のことが気になり、考えてみました。最近、日本では酸性雨は報道されませんが、大陸の西側に位置する日本。私は、少し気になります。

樹木医師の実は恐ろしい、小さな巨人アカダニ!!

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コンクリートの上に赤い点がみえるのがアカダニです。体長0.5mmほどの小さな害虫で、繁殖力が強く、クモの仲間で足が8本あり、高温乾燥の環境を好みます。都会生活をしている人は、ダニといえば動物の血を吸う虫と思う人が多いでしょう。農村ではアカダニを知らない農家はいてないでしょう。

植物の汁を吸うハダニ「アカダニ」は菜食主義者で、動物の血を吸ったりはしません。農家ではこのアカダに頭を痛めています。たくさんのマダニが大きな牛馬をたおすように、微小なハダニもよってたかって、果樹の大木を衰弱させます。

以前から日本にもハダニはいたはずですが、 近年、ハダニの被害が目立ちはじめました。

植物を栄養源としている有害昆虫とハダニがいて、この両者を食べる捕食者(天敵)がいて、バランスを保っている自然界。

そこへ殺虫剤を撒くと、ハダニの天敵、テントウムシ、アザミウマ、ハナカメムシ、など多くの益虫が死んでしまいます。もともと昆虫を殺すために作り出された殺虫剤は、昆虫とは異なった生理機構をもったダニ類には効きめが弱いこともありあす。また、ハダニは同じ殺虫剤に抵抗性がつきやすいといわれます。

かりに、薬が同じように効いたとしても、ハダニは繁殖力が強く繁殖のスピードは天敵虫(益虫)の比べものにならないぐらいはやく、たちまちにして、もとの密度に回復てしまいます。一方で天敵虫(益虫)は一度打撃を受けると、なかなか勢力が戻りません。

「樹医研修用補充プリント」を引用

 

【発生時期】

越冬卵は4月にふ化し、その後11月まで不規則な発生をくり返します。

【被害】

被害は4月頃からはじまり、6月頃にはかなりの密度になります。梅雨時期は一時的に発生が抑えられますが、梅雨明けと同時に急激に増殖して被害もふえます。

葉や花に口針をさして吸汁加害します。加害部は白く色が抜け落ちます。屋内では多発すると色が退色し、葉緑素が抜けて光合成ができなくなり、植物は枯れることもあります。

「アカダニ」と呼ばれるカンザワハダニとナミハダニが植物への被害が最も被害が深刻です。これらの被害を受けると、生育が阻害され、葉は褐変して、花は小さくなり、雨の当たらない屋内では、葉が枯れることもあります。成虫は1日に数個ずつ産卵するため、長期間にわったて被害が出ます。庭木ではスギの重要害虫です。

 

【対処法・予防法】

見つけたら、テープなどに貼り付けて除去します。水弱い習性があります、水まきをすると植物から落下します。ダニの被害にあいやすい植物は、雨のあたる場所で管理、栽培するのも方法です。

薬剤の使用は、5~6月頃に、葉色の退色に気づいたら、ただちに防除作業にかかるようにします。

薬剤は発生初期であれば、テディオン乳剤の500~1000倍液かニッソランV乳剤2000~3000倍液が効果があります。また、すでに発生が進んでいる場合は、ケルセン乳剤1500倍液とかオサダン水和剤25倍液などを散布します。

多発時には7~10日ごとに数回散布を必要としますが、ただし、これら殺ダニ剤は同一薬剤の連用だけは絶対にしないように注意します。

※ハダニ(アカダニ)類は抵抗力がつきやすく同じ薬の連用は、効力がぐんと落ちます。

「樹木別でわかる病害虫全科/藤原二男 著者」を引用いました。

 

 

 

樹木医師のさし木は親木のクローンです!!

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はじめに

奇麗な斑入りの葉。子孫を残すために、その樹木のタネをまいても、緑色のに葉に戻ってしまうか、分離してしまいます。それを残したい場合には必ずさし木、取り木、接ぎ木をしなければ、奇麗な花色、葉の大きさ、斑入の葉など、タネでは親の良い所が、残せないことが多いです。さし木は簡単に親の分身(クローン)が作れます。

 

【さし木】

さし木は、葉、茎、枝などの一部を切り取り、土にさしまったく根のない部分から発芽させ、親と同じ形質をもった苗木を、簡単に多くふやすやり方です。

 

『さし木の利点』

簡単にふやせます。植物の一部を切ってさすだけで、とくに技術は必要ありません。葉、枝、葉など、親木の一部を用いるの無性繁殖なので、親木と同じ性質のものをふやせます。さし木をするには、茎や枝の一部があればよいので、一度に多くの苗をふやせます。実生苗などに比べれば、開花、結実が早くなります。花が咲くようになった枝でさし木をすれば、翌年から花を咲かせてくれます。八重咲などの園芸品種で、種子のできないものでもふやせます。

 

【さし木の方法】

さし木をするために切り取った植物体の一部を「さし穂」といいます。

『葉ざし』

葉を切りっとてさす方法です。

『葉芽ざし』

一枚の葉とそのつけ根の芽、それにともなうわずかな茎をつけてさし 穂にします。

『枝ざし・茎ざし』

文字通り枝や茎をさし穂に用いるのです。

『根ざし』

根や茎をの一部を切り取ってさし穂に用いるもので、根伏せともいいます。

 

【さし穂の選び方】

さし木を成功させるには再生能力、発根能力が大きいさし穂を選びます。日当たりの良い場所で、よく生育した枝を選びましょう。一般的には古い木より、若い木から採穂したほうがよく発根します。

 

【さし床用の混合用土】

用土は通気性、排水性、保水性がよく、雑菌のない清潔な土を選びます。一般的には保水性のよい赤玉土や、通気性と排水性のよい鹿沼土などが使われます。ほかに、通気性と排水性のよい川砂、保水性と通気性のよいバーミキュライトパーライトなどを混ぜた混合土を用います。容器は特に選びません。

 

【さし木をする適期】

さし木の適期は、さし穂の栄養状態や気温、湿度などの条件がよいときです。

『落葉広葉樹』

2~3月に前年枝をさす春ざし、6~9月初旬までに新梢をさす梅雨ざし、夏ざしが行われます。

『常緑広葉樹』

充実した前年枝をさす3月中旬~4月上旬の春ざし、新梢が固まった6~7月の

梅雨ざし、9月の秋ざしが行われます。

『常緑針葉樹』

新梢が動き出す前の前年枝をさす4~5月上旬の春ざし、7~9月に新梢をさす梅雨ざし、・夏ざしが行われます。

 

【さし木の管理】

さし木後は十分に水やりをして、明るい日陰に置きます。水やりは、さし穂がしおれない程度に行います。

植物の種類にもよりますが10日~1カ月くらいで発根してきます。目安は芽が動きはじめたころです。発根してきたら徐々に日に当てるようにします。

翌春の2~3月に移植します。

 

 ツバキのさし木をしたいと思います。

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採取した、さし穂は十分に水あげしておきます。

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基部を、よく切れるナイフなどで斜めに切ります。

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さし穂には、充実した部分をつかいます。15~20㎝の長さです。

先端の細い部分は用いないで、充実した中間部を用います。

上の葉3~5枚を残して、下葉は取り除きます。残した葉が大きいときは、半分くらい切り落とします。

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さし床は鹿沼土バーミキュライトパーライトピートモスを等分でよく混ぜ、水を十分に含ませ用意しておきます。さし床に葉と葉が触れ合う程度にさします。

 

【さし木で増やせる植物】

『落葉樹』

アジサイイチョウエゴノキオウバイ・モミジ・カエデ・コデマリ・サクラ・サルスベリニシキギハナミズキヤマボウシ・バラ・ヒメシャラ・ナツツバキ・フジ・プラタナススズカケノキ・ボケ・マユミ・ムクゲ・ヤナギ・シダレヤナギ・レンギョウ

『常緑樹』

アオキ・イチイ・キャラ・イヌツゲ・オリーブ・キョウチクトウキンモクセイクチナシ・ゲッケイジュ・コニファー類・ジンチョウゲツツジ・サツキ・ツバキ・サザンカナンテンピラカンサブラシノキベニカナメモチ・モチノキ・モッコク・ヤツデ・ユズリハ

『果樹』

アケビ・ムベ・イチジク・ウメ・ザクロ・ブルーベリー・

『観葉植物・鉢花』

アイビー・ガジュマル・カネノナルキ・クジャクサボテン・ゴムノキ・サンセベリア・シェフレラ・ジャコバサボテン・ジャスミンゼラニウム・ドラセナ・ハイビスカス・パキラ・ブライダルベール・ベゴニア類・ポインセチア・ポトス・ディフェンバキヤ・

山野草・ハーブ』

キキョウ・ホトトギス・リンドウ・セージ・タイム・バジル・ミント・ラベンダー・レモンバームローズマリー

 

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まとめ

「より簡単で確実にふやせる さし木・つぎ木・とり木」の本を引用させてもらいました。この本はほとんどが写真と挿絵なのでとても分かりやすく、つぎ木、とり木も数多く紹介しています。私はこの本を読んで接ぎ木を勉強しました。